平成二十八年大相撲三月場所・七日目感想。
・荒れる春場所も中日を控え、徐々に各力士の好・不調も見えてきましたね。
・返り入幕の大栄翔は北太樹を押し出して五勝目!!徐々に幕内の水に慣れて来たかな?阿夢露も五勝二敗と白星先行…っていうか平幕でも二桁では物足りない感はありますね。三役はまだだけど、一桁には居てもいいかなって感じ。長身でも低い体勢のまま相撲を取れるのは大きな武器だよなぁ。
・六戦全勝の勢と五勝一敗の妙義龍の好取組は…勢に軍配!!勢は「右を差せば強いけど、自分得意の形になれないと万事休す」ってのが課題でしたが、自分得意の形だろうが相手得意の形だろうが勝てるようになってるのが大きいですね。そんでその以前の「右を差せば強いんだけどなぁ…」って状況を克服しつつあるのを目の当たりに出来て、嬉しいね!!兼ねてからタッパもあってスポーツマンタイプのイケメンだし、強くなってくれたらなぁ…って思ってたので尚更。以前なら「出来過ぎじゃね!?」って思っただろうけど、今場所は「強くなたなぁ…」ってしみじみしちゃうもん。妙義龍は悔しいだろうけど、明日から切り替えて行って欲しい所。
・今日の大関陣。鶴竜が大関だった頃から振り返ってみても…ってのは大袈裟かもしれませんが、大関陣がこんだけ踏ん張ってる場所って…初めてじゃない?!って感じです。大関陣では照ノ富士が贔屓力士なんですけど、怪我の治りが全く良くないから今場所は何の期待もしてません。って言うのは、怪我さえ完治すれば次の横綱は照ノ富士だからですね。なので現状ではとりあえず勝ち越しておけばいいでしょって感じ…って言うか大関から陥落してでも全休して怪我治せって思うんですけどね。稽古量の貯金考えれば一場所二場所休んだくらいで相撲勘は鈍らないと思うんだけどなぁ…。
・まぁ、照ノ富士はまず勝ち越しを目指してもらうとして、日本人大関陣。豪栄道は良いんだか悪いんだか分かりません。琴奨菊は豊ノ島へ先場所の借りを返して六勝目。そして、稀勢の里が七連勝!!琴奨菊の綱取り、また現時点で三横綱で全勝が居ない、勢の全勝等で霞んでいる稀勢の里の七連勝。予てから「プレッシャーに弱い」と言われている大関なのでこのまま話題に上らないまま連勝してもらった方がいいかもしれませんね。個人的には稀勢の里が十二連勝か十三連勝くらいまでしてやっと「…あるかも?」って感じかな。
・今場所は稀勢の里を追う立場である三横綱。凄味は見せないながらも一敗キープの鶴竜。衰えだなんだと言われながらも一敗で稀勢の里を追走する白鵬。昨日まで二敗を喫し、完調では無い…と思わせておいて巨漢碧山を寄り切った日馬富士。三横綱の中では伏兵ながら綱の責任を果たしたい鶴竜。誰よりも優勝の仕方を分かっている白鵬。手負いだろうがなんだろうが心技体の「心」で全てを凌駕する日馬富士。
・大関陣では琴奨菊が「化けた」事を実証出来るか、豪栄道が本来の実力を発揮出来るか、稀勢の里が今更「覚醒」するかってトコですかね。三横綱は「そうは問屋が卸さない」とばかりに蹴落とすかって感じ?後は照ノ富士が無理せず暴れてくれる範囲次第かな。この上位戦に勢が殴りこんでくれれば大阪場所のお客さんの悪乗りコールも盛り上がるでしょう!!コール・手拍子・四股名の紙をかざすとかあの辺は大反対ですけどね。自由席で他のお客さんの迷惑にならない程度の横断幕ならいいんですけど。
・明日も、大相撲に期待!!
◆
0コメント