平成二十八年大相撲一月場所・初日感想。
・今年も始まったよ、大相撲!!幕内では場所前から大砂嵐、時天空が休場。大砂嵐は全休するからにはしっかり怪我治して帰って来い!!逸ノ城よりは次世代の「顔」の一人になれる筈なので。時天空は悪性リンパ腫との闘病が明らかに。36歳という年齢も心配ですが、早く治って欲しいですね。
・中入り後一番目の取組では、新入幕の輝(かがやき)が登場!!東十両筆頭の青狼に寄り切られ、初日は黒星!!新入幕だし、まずは全力をぶつけるだけでしょうね。同じく新入幕の正代は、学生横綱の先輩でもある千代大龍を掬い投げで破って初日白星!!正代も良いけど、千代大龍がちょっと…って感じかも。威厳とか、ねぇ…。
・先場所、前述した両力士より一足先に新入幕を果たし、幕内二場所目となる御嶽海!!初日白星!!遠藤フィーバーから、遠藤自身は怪我もあって伸び悩んでるものの。人気はあるもんね。その遠藤へ続けとばかりに若い力、来てるね!!遠藤自身にも頑張って欲しいけど、初日から不調を思わせる内容で初黒星。頑張って欲しいんだけどなぁ。
・ベテランながら新関脇となり、大関取りすら期待されている嘉風!今場所は、連勝中だった横綱鶴竜戦でしたが…黒星!!嘉風残念って言うより、鶴竜やれば出来んだからさって感じ。東の関脇、栃煌山は逸ノ城を落ち着いて退けて初白星。栃煌山も萎んだ期待をまた、膨らませて欲しいですね。
・今日の日本人大関。まず豪栄道は碧山に一気に押し込まれながらも土俵際の引き落としで逆転勝利。勝ちは勝ちだけど大関の相撲ではありませんね。琴奨菊は実力者である宝富士へ終始圧力を掛け、反撃を許さず引き落とし。欲を言えば電車道で寄り切って欲しかったけど、まぁ調子は良さそう。寧ろ、宝富士がなんとかならなかったのかなーって印象。強くはなってるんですけどね。
・毎場所毎場所前評判は良い、稀勢の里!!筆者も稀勢の里が優勝したらしたで感慨深い気持ちになるとは思うんですけどね。思うんですけど、今日は「曲者」安美錦相手にまず土俵際で叩き込まれ、あわや黒星かと思われたが物言いの末、取り直し。取り直しは良かったんだけど、安美錦の立ち合い変化をモロに食って、押し倒されて結局初日黒星!!
・物言いが付いてから、ビデオ室と審判団との通信トラブルもあったみたいで協議が長引いたね!!そういうトラブルならしゃーないって思うけど、結局取り直し!!「安美錦の体が飛ぶのと稀勢の里の肘が付くのを同時と見て」って説明だったけど、安美錦の足が残ってるんだよね。安美錦の体が完全に飛んでるならともかく、片足残ってたんだよねー。それと、協議が長引いて。挙句取り直しになって。なったらなったで稀勢の里が絵に描いたように立ち合い変化食うでしょ?変化食らって態勢崩した稀勢の里を土俵外へ押し倒す安美錦の力もなんとなく強かったもん!!まぁ、いつもは「飄々と」殊勲インタビューを受ける安美錦。今日はいつもよりサバサバ…っていうか、絶対機嫌悪かったよね(苦笑)。明日の白鵬戦が楽しみ!!
・膝の怪我が心配な大関照ノ富士。松鳳山にもろ差しになられ、苦戦しつつも「差された両腕を極めたまま」松鳳山を土俵の外へ出し、初日白星発進!!完調なら差されなかっただろうし、差されてもすぐに極め出してただろうし。明らかに完調ではないんでしょうね。それでももろ差しになられたまま攻防を繰り広げ、松鳳山を極め出して行く様は照ノ富士じゃなきゃ出来ない芸当だなぁとぶったまげました。場所前のインタビューでは「優勝回数を増やしたい」と語った大関ですが。まずは勝ち越し、次は二桁と着実に進んでいって欲しいですね。
・三横綱で危なかったのが…白鵬!!勢を相手に自分の形を作れないまま攻め込まれ、土俵際での突き落としで辛勝!!勝ち名乗り上げてから物言い付いたし。テレビ中継の解説だった第五十二代横綱北の富士勝昭さんも「白鵬は薄氷‥薄氷を踏むような勝利だったね!」と駄洒落が飛び出すほど。勢惜しかったね!!突き落とした白鵬もらしくない飛び方で土俵上に転がったもんなぁ。勢は次の対戦に期待を持たせる善戦でした。横綱白鵬は明日の安美錦戦へ向けて、何かと面白く、なる…?そんな期待さえしてしまう内容でした。まぁ序盤はこんな調子でもちゃんと勝ってくんですけどね。
・横綱戦までてんやわんやだった初日。結びで横綱日馬富士が栃ノ心をしっかり料理して、締めてくれました!!立ち合いから喉輪で押し上げて、そのまま押し出せなかったものの豪快な上手投げで初日白星発進!!初日を終えただけ、とは言え上位陣で安定してたのは横綱日馬富士でしたね。久々に同部屋同士の優勝決定戦とか、見たいな~。勿論、横綱日馬富士と大関照ノ富士ね。そう上手くはいかないんでしょうけど(苦笑)。
・明日も、大相撲に期待!!
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