平成二十八年大相撲一月場所・九日目感想。

。東日本では、雪!!都心では交通機関へ大きな影響が…。そして、大相撲もそれは例外ではありませんでしたね。序二段の取組で玉ノ井部屋の東政馬が電車の遅延で普段なら三十分の所、二時間半掛けて国技館に駆け込む事に…。不可抗力だからなんとも言えませんよねー。そんな状況でもお客さんは国技館に足を運び満員御礼!!アツい!!


・新入幕の輝。豊響に寄り切られて七敗目!!まだ家賃が高かったかなー。正代は妙義龍を送り出して五勝目で白星先行。遠藤は怪我、御嶽海はインフルエンザで休場してる今、なんとか若い力の存在感を示したい所。


・優勝争いのトップグループでトップと星一つで追っていた高安、隠岐の海が共に敗れて二敗に後退!!今場所も平幕からのダークホースは厳しいか…?って思っちゃいましたね。高安は豪風の突っ張りに付き合い過ぎちゃいましたなー。一呼吸置いた所で一気に捕まえに行きたかったんだろうけど。隠岐の海は千代大龍に負けてるようじゃあやっぱまだまだですね。個人的には千代大龍も隠岐の海もどっちもどっちかなーって感じ。三役には上がれるけど、その上はまだまだっていう。高安の巻き返しには期待します。


・左脛を負傷している勢。今日は栃ノ心と組み合いながらも下手投げで逆転!!怪我の具合は相変わらず最悪ですが、本人は千秋楽まで相撲取るつもりなんだろうなぁ…。下手打って悪化したり、別の箇所を怪我したりしない事を祈るばかりです。栃ノ心は「カムバックしても小結止まり」ってならないように頑張って欲しいんですけどね。もう一皮剥ければ大関だと思うんだけどなぁ…。


・今日の日本人大関。稀勢の里は「カモにされてる」感すらある碧山を相手に押し出されて四敗目。場所前の意気込みはなんだったんだ、ホントに。豪栄道は横綱鶴竜を攻め込みながらも物言いがついて叩き込みで敗れて五敗目。琴奨菊は魁聖の挑戦を退けて九連勝!!ここまで来たら…って気持ちもあるけど、やっぱまず横綱撃破しないとなんとも言えませんね!!明日の鶴竜戦に勝てば「…行けるかも?」って思い始めていいかもってレベルかな?胸逸らして両腕広げて、天高く塩まいて仕切り線に向かう姿が頼もしく見えるまで、あと一歩だ!!


・三横綱は揃って安泰。安泰だったけど、最初に登場した白鵬の相手が先場所「猫だまし」を二回も仕掛けた相手、栃煌山!!今場所は猫だましはしなかったけど、立ち合い栃煌山の顔に手を出して(張って?)左に動いて上手出し投げで勝利!!一応手を出してたから白鵬曰く「変化じゃない」とはいえ、あの相撲じゃあ誰も納得しませんよね。ブーイングが飛んだのも当然です。栃煌山が不甲斐無いってのは火を見るより明らかなので置いときましょう。栃煌山の対応力の無さを白鵬が弄んでいるとも取れますが、そもそも白鵬が「栃煌山とは立ち合いでまともに当たりたくない」って思ってる事が起因してるのでは?って仮説は捨てられません。猫だまし以前からもとったりに行ったり、明らかに栃煌山の立ち合いからの攻めを警戒している筈。確かに差し身の巧さに定評のある栃煌山ですが、「それだけじゃあダメなんだよ」って横綱が土俵上で教えてるんだろうな、とも思います。まぁ、猫だましまでさせるくらい栃煌山がショボいって結論でいいでしょう!!本来なら今日の相撲は白鵬が立ち合い手を出して動いたが、栃煌山がその動きについて行き‥って展開じゃないといけないしね。そんで、ネットニュースの記事に寄っては白鵬の「変化じゃない」のコメントばかり押してる記事もあったりしてうんざりです。確かに「横綱らしい相撲見せろや」って意見も分かるけど、今日の相撲でブーイングが上がった事に対して白鵬は「(お客さんに対して)申し訳ないです」ってコメントしてる記事もあるのよね。一本の記事に全部詰め込むのが無理だとしても読み手に誤認させる、寧ろ恣意的な記事はホント嫌だなって思いました。自民党みたいに公平・中立を叫ぶつもりはありませんが、寧ろ自民党みたいに「公平・中立でしょ~?」ってさも自分が正しいように振る舞いながら偏向的な言動で蹂躙するーみたいな態度はクソだと思いますけどね。閑話休題。白鵬はたまには栃煌山とまともに立ち合いで当たれ。栃煌山は立ち合いで相手を見ながら踏み込め。結論・どっちもどっち!!


・横綱日馬富士は琴勇輝の挑戦を退けて給金直し。敗れはしたものの、横綱相手に自分の相撲を取り切った琴勇輝は偉いかもしれませんね。只、両手の指を固めるテーピングはどうなんだ?って感じです。


・横綱鶴竜は豪栄道相手に悪癖の引きが出ながらも、行司差し違えで辛くも七勝目。豪栄道相手にこの相撲だとやっぱ今場所の鶴竜はダメかなーって感じ。明日の大関琴奨菊戦でどういう相撲取るかで真価が分かる…かも!?立ち合いで変化したら「あ、やっぱダメだ」。受けて立てば「そうそう、それでこそ横綱」って事ですね。勝っても負けても、まず立ち合いで当たらないと!!ソレで言えば日馬富士の「立ち合い当たって動きながらまわしを取りに行く動き」がグレーになるんですけど(苦笑)。まぁ、鶴竜は前の稀勢の里戦での「前科」もあるので。色んな意味で明日は見ものですね!!


・明日も、大相撲に期待!!




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