平成二十八年大相撲三月場所・十日目感想。
・照ノ富士と日馬富士が揃って敗れてしまったので、長々と書く気力がありません。
・十日目を終えて、明日から終盤戦。優勝争いは全勝の大関稀勢の里、一敗の大関豪栄道と横綱白鵬。この三人で展開して行くでしょう。二敗勢は平幕の妙義龍と逸ノ城。優勝争いがもつれて妙義龍にもチャンスが舞い込めば面白くなりそうですが、今の逸ノ城がこの中に割って入る余地は無さそうですね。今場所好調だった勢が三敗に後退したのは残念。星勘定では三敗勢にも優勝争いの権利はありますが、稀勢の里の覚醒が本物であれば三敗は無いでしょう。
・「怪我さえ無ければ」という勝負には禁物のたらればを持ち出せば横綱日馬富士にも大関照ノ富士にも優勝の芽はあったけど、今場所はもう稀勢の里の悲願の初優勝への期待が大きいですね。カド番を脱出して御当所の大関豪栄道も一敗キープですが、これまでの実績から言って初優勝は難しいでしょう。寧ろ豪栄道に優勝を攫われてしまったら他の上位力士の立場が無くなるのでは?仮に豪栄道が今場所奮起しても「今更?」と言われてしまいそう。
・稀勢の里は致命的なメンタル面での欠陥がありながらも、大関としての成績は残していて、琴奨菊は今場所での綱取の夢は消えてしまっても先場所の「優勝」は大きな実績だし。大関陣で最年少ながらいの一番に幕内最高優勝を果たし、怪我さえ無ければ琴奨菊ではなく照ノ富士が綱取を目指していたでしょうし…って事で、豪栄道が実績としては一番下。生命線だった関脇時代の安定感も失ってるしね。仮に今場所優勝してもプラマイゼロにはならないかな。
・そう言った意味では大関昇進後でもそれなりの成績を残している稀勢の里が今場所全勝だし、初優勝への機運は高まっているな、と。筆者もこれまで散々期待してないとかボロクソ言ってますが、明日の白鵬戦次第で「やれるもんなら、やってみい!!」って思うかもしれませんね。個人的には明日の稀勢の里対白鵬も楽しみですが、ライバルと認め合う稀勢の里対日馬富士戦もとても楽しみです。日馬富士が負傷中なのが大変残念ですが、熱い相撲に期待したいですね。
・明日も、大相撲に期待!!
◆
0コメント