平成二十八年大相撲一月場所・五日目感想。

・初場所も序盤を終える五日目!!本場所は十五日間に渡り開催され、五日間ごとに「序盤・中盤・終盤」って分けられる事が多いんですね。勝敗も白星・黒星どちらかが先行するのでざっくりしたバロメーターにもなるって感じで。


・十両では青狼が五連勝!!一敗で追うのは旭日松。共に元幕内力士ですな。このまま幕内経験者の意地の見せ所となるか、ダークホースがかき回すか!?今場所の十両も熱いですな。


・幕内は十両よりも…熱い!!実力的にそうなるんですけどね。新鋭・中堅・ベテランが鎬を削るのが十両~幕内下位。そんな中で正代と御嶽海というホープ同士の一番!!正代に軍配が上がり四勝一敗!!御嶽海は敗れて三勝二敗。共に日本出身力士。名勝負数え唄になって欲しいですね。


・平幕で勝ちっ放しは…高安!!実力者と目されながらも怪我に泣かされてましたからね。先ずは三役復帰を目標に、今日は巨漢臥牙丸を上手投げで転がしました!!こんなトコで相撲取ってられんと言わんばかりの投げだったなぁ。怪我さえ無ければ…と思わせずにとっとと三役復帰して欲しいですね。


・豊ノ島-隠岐の海戦は「疑惑の一番」の言葉が相応しい一番だったのではないでしょうか。豊ノ島が攻めこむと隠岐の海が土俵際で下手投げで豊ノ島を土俵に這わせ、俵に掛かった隠岐の海の足も微妙だったけど…軍配は豊ノ島に上がり。「まぁ、物言いだろうな」って思って見てたけど…物言い、付かず!!テレビ中継のスロー映像を見てもまぁ隠岐の海有利。じゃなくても胴体取り直しかな?…っていうか物言いは付けろよ!!って思いました。スロー映像見る限りは軍配刺し違えが妥当だなってレベルだったんですけどね。隠岐の海も豊ノ島も取組後のコメントは振るわない感じだったし、こういう誤審は勘弁願いたいなーって思いました。スロー映像見て「よく見てた!!」って事ならええんやけどね。まぁ、逆鉾は進退願い出すレベルやでって話です。


・今日の取組で一番手に汗を握ったのが宝富士-蒼国来の一番!!三分を超える大相撲の末、宝富士が寄り切りで勝利!!共に決め手を欠いたが故に長引いたってのもあったけど、関取同士。且つ実力者同士の大相撲はやっぱ熱いんですなぁ。宝富士の所属は角界随一の稽古量で知られる伊勢ヶ濱部屋。対する蒼国来は数年前角界を揺るがした一連の騒動で一時は離れるも、裁判の末に角界へ舞い戻り。更に土俵の上でその実力を着実に身に付け続ける実力者。勝利した宝富士、敗れた蒼国来。共に「稽古は嘘を付かない」事を実証した一番だったと思います。天晴!!


・大関照ノ富士は旭秀鵬戦で右肩を痛めた模様…って言うか痛み止め打って出場してたそうで。周りからは限界説とか色々言われてて、ファンとしても悔しいから、いいから、休め!!休んで治せ!!一場所二場所休んだ所で全快すれば照ノ富士ならすぐ大関復帰出来るんだから!!「一場所二場所休んだ所で」照ノ富士の居場所が無くならないような現状ってのも問題なんだけどね!!ともかく、膝やって肩までやったんなら、休め!!まだ先があるだけに、無理させないでよ。頼むよ、親方!!


・今日の日本人大関。既に二敗を喫し、いつものように逆風に晒されている稀勢の里は「なんで優勝出来ないんだろう」ってくらいの相撲内容で松鳳山を一蹴!!コレが稀勢の里だって言われればそうだねって言うしかないんだけど、ソレじゃ困るんだって話ですね。豪栄道は嘉風に足取りで敗れるという、波乱…なのかな?照ノ富士は怪我が原因って分かってるからまだマシ。だけど、豪栄道は関脇時代の強さは何処へやら…って調子だから尚更始末が悪いですね。そんな中で琴奨菊が五連勝で気を吐くという状況!!稀勢の里にはせめて一敗で中盤以降臨んで欲しかったですね。琴奨菊は毎度の事ながら、イケるトコまで行ってくれ。せめて白鵬は倒して欲しいな。


・三横綱は今日は安泰とは行かず。鶴竜が勢に敗れ、二敗目!!勢の努力が実を結んだ瞬間ですね。今場所は惜しい白鵬戦があっただけに尚更!!やっぱり三横綱では白鵬は別格でも、その白鵬に日馬富士は全力で対抗出来る力士の筆頭だし。次点で完調の照ノ富士、その次にプレッシャー無しの稀勢の里って感じかな?鶴竜は良くも悪くもバランスが良くて、その良さが綱取りで上手く噛み合って横綱になったのかなって感じ。最上位互換とも言える白鵬が横綱に居る限りは中々に厳しそうですね。日馬富士の爆発力については照ノ富士優勝時の白鵬との一番が物語ってるし、言わずもがな。


・明日も、大相撲に期待!!




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