平成二十八年大相撲五月場所・中日感想。
・本場所ももう中日だよ!!国技館行きたい行きたいと思ってる内に大人気、というか人気復活した大相撲。現場のレポートでは十両は勿論幕下の取組から客席の埋まりも良いそうです。テレビ中継だと主に幕内の取組メインだから上位陣に目が行きがちですが、下の相撲も面白いぞ?と気付くお客さんが増えた=相撲の更なる魅力に気付いた人が増えたって事でしょうね。何にでも言える事ですが、現場は、ええで!!
・十両では帰り入幕を目指す千代の国と、新十両の佐藤が共に八連勝!!特に佐藤は新十両での初日から八連勝という記録で、史上八人目だそうです。全勝優勝を目標に掲げる若武者の快進撃から、目が離せませんぞ!!全勝の二人を追うのは二敗で朝弁慶、石浦、宇良の三力士。朝弁慶と石浦はいい加減新入幕果たしたいだろうなぁ。新十両の宇良は以前から「居反り」で話題になってましたね。現在は封印してるようですが、いつ出るのか!?
・幕内ではすっかり影が薄くなってしまった遠藤ですが、今場所は六勝二敗と復調の兆し。「次世代」の筆頭株なだけに完調でのカムバックが望まれる所。その遠藤と新入幕のタイミング等も同時期の「ライバル」大砂嵐は栃ノ心に力負けして三敗目。三敗目って言っても怪我を抱えながらこの内容は大したもの。未だ発展途上ですが、「ちゃんと相撲を覚えた」暁にはどうなるのか…末恐ろしささえ感じます。大砂嵐を下した栃ノ心場所前の怪我を抱えながらも三役復帰に向けて踏ん張ってますな。「怪我の功名」とはよく言ったものです。
・大関照ノ富士が去年までの活躍が嘘のような絶不調に見舞われています。怪我の影響は明らかだし、カド番になろうがなんだろうがあの怖い照ノ富士として相撲を取れないなら休むべき。怪我に悩まされ、格下相手に満足に相撲も取れず、弱気な発言しか出来ない照ノ富士なんて誰も望んでいないでしょう。大関として土俵に上り続ける使命も分かるけど、大関として満足に相撲も取れないなら潔く休むべき。この前までの豪栄道みたいに「一体なにやってんだ?」って状況ならまだしも怪我にヤラれてるってのは明らかなんだから。親方は休ませるべきだし、兄弟子の日馬富士も喝入れて休ませるべきだし。誰よりも安美錦の一声で休ませるべき。何よりも、照ノ富士には先がある。時間一杯で相手を睨み付けるあの怖い顔と、支度部屋でおどける笑顔を、また見せてくれ。琴欧洲や把瑠都みたいな結末はもう沢山だよ。
・今場所の主役は矢張、横綱白鵬。良くも悪くも話題独占!!って感じですね。大関陣で太刀打ち出来そうなのはやっぱり稀勢の里でしょうね。豪栄道が先場所に続きやっとこさ「大関らしさ」そして「本来の豪栄道らしさ」を発揮してますが、大関昇進してからの不甲斐無さは一場所二場所の活躍で払拭出来る物ではありません。琴奨菊ばりに優勝を掻っ攫うくらいしてくれれば別ですが、豪栄道の現状は「及第点より下」くらいでしょう。琴奨菊は相変わらず変化に落ちる悪癖が抜けない…。稀勢の里の所謂「覚醒」に期待したい所…ですが、やっぱり十三日目を終えて十三連勝か十二勝一敗の成績でなければ、まだ期待出来ない…!!
・三横綱。白鵬が大将なのは相変わらずで、多少「ダメ押し批判」に対しても改善しようという様子も見られるから、ええんちゃう?って感じ。一敗で追う日馬富士は優勝した去年の九州場所よりも体調は良い、との事なので。波に乗れば相変わらず怖い存在。逸ノ城戦はポカしたけど、今日みたいな白星が繋がってくるのよね。鶴竜は良くも悪くも「可も無く不可も無く」。日馬富士より調子良く行きそうだったんですが。「手付き」の判定に苦しむという予想外の展開。悪くは無いんですけどね。
・明日以降も、大相撲に期待!!
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